ケアマネジャー武田です。
ここ2年ほど、がんターミナルの患者様を担当させて頂く機会が多くなりました。
訪問診療、訪問看護との連携、適切な福祉用具の調整、訪問入浴調整など支援していますが、
このままでいいのかな・・・と漠然とした不安がでてきました。
ご自宅への訪問頻度の高い看護師さんに直接的な支援をお任せするので、
裏方に徹するというか、陰ながら調整するというか、
そういう立ち位置のことも多くなります。
これでいいはずなのに、
ふと、自分の役割はなんだ?と考えてしまうこともしばしば。
というわけで、今年は積極的に学習していこうと決めました。
まず、1月に二冊の本を買いました。
どちらも小澤竹俊先生の著書で
『死を前にした人に あなたは何ができますか?』と『死を前にした人に向き合う心を育てる本』です。
そして先日、初めて先生の開催している月一の研修に参加しました。
エンドオブライフ・ケア協会主催
「新型コロナ・ショックに備えて最強のチームを作ろう ~Vol.23 スピリチュアル・ケア②スピリチュアル・ペインについて~」
ZOOM開催でしたが、いい意味で想像とは違うものでした。
患者様のスピリチュアルペインを考える前に、という意味なのでしょうか。
自分自身、参加者自身の振り返りを促すセッションを二度、それぞれ25分ずつくらい、行いました。テーマは
問1)あなたが、変えたいのに、変えられないものとは?
問2)変えたくないものを、変えられる勇気とは?
生活習慣、身体的な悩み、病気、仕事上の問題、家族との関わり方・・・
人それぞれでしたが、
驚いたのは、全国から参加した見ず知らずの方々と、個人的な悩みをオープンに話せたこと。
私でいうと、おそらく誰にも言えていなかった悩みをここで初めて話せました。
不思議な癒しの場でした。
この経験がどんな風にターミナルケアの実践に繋がっていくのか、楽しみです。
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